月の雫 ~愛してくれる貴方へ~
柚月さんは自由になった身体を
ガタガタ震えながら何とか自分で起こしており
「柚月さん、」
私がゆっくりと手を伸ばして
抱き締めようとすれば
「…やっ!!触らないで!!」
…パシッと乾いた音が響き渡った。
それは…私の頬が叩かれた音で…
一瞬の事で最初は何が起きたか分からなかったけど、徐々に感じる頬の痛みと目の前に映る怯えた顔が…
柚月さんに叩かれたのだと理解して
少しだけ驚いた。