推しにおされて、すすむ恋
「叔母さん、新聞紙と紐ありますか?てるてる坊主を作りたくて」
「あら、いいわね!叔母さんも久しぶりに作っちゃお♪」
さっき叔母さんが褒めてくれた、私の魅力。
それは、元気!
皆の意見がまとまるのを待つのもいいんだけど……。どうせなら、元気な私だからこそ出来る、そんな何かをしたい。
みんなと一緒にいられるのは、この合宿が最後。
だから――
後悔がないよう、精一杯のことをやっておきたい!
「ステラちゃん、テープもたくさんあるから、どんどん作りましょっ」
「はい!ありがとうございます!」
その後。
叔母さんと談笑しながら、Neo‐Flashの人数分+叔母さん、計五人のてるてる坊主が完成する。
その甲斐あってか――
一番星が現れる頃には、雲一つない夜空が広がった。
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