仮面を被った私たち
「……………ブサイクな顔だな」
「アンタってやっぱり最低な人間よね
一瞬でも心を許した私がバカだったわ」
「一瞬でも許してくれてたんだ?」
「……………………」
「少しは落ち着いたか?」
「…………うん
服………汚してしまってごめんなさい……」
「こんなの気にするなよ
そんなことより話、聞かせてもらえるか?」
「…………別に私は助けて欲しい訳じゃない
だからアンタは何もしなくて良い」
「雅が助けてほしくなくても、俺が助けたいだけだ
昔のように………雅が心から笑えるようにしたい」
「…………アンタって本当にバカね
見て見ぬ振りすれば安全なのに………」
そしてカバンから一冊のノートを取り出した
「それは?」
「…………日記みたいなものよ
私お腹空いたからコンビニ行ってくる
その間に読んでて」
「待て
雅も一緒にいろ」
「何でよ
いる意味ないじゃん」
「………中に入ろう
お菓子やるから一緒にいろ
今は……雅を一人にさせたくない」
「………別に怖いなら読まなくていい
誰にも見せる気なかったし」
「………いいから
行くぞ」
そしてアイツに手を掴まれ、連れて行かれた