チャリパイ11~時をかける森永探偵事務所~

「おぅ~おぅ!さっきから聞いてりゃあ、一体何の騒ぎだ?…っていうか、お前達一体何者だ?」


越後屋がそう言うのも
もっともである。


突然現れて、静まれだのひかえおろうだのと言っても、悪代官達には何のことやらさっぱり意味がわからなかった。


「いや…ここにおわすこの御方、実は先の副将軍『水戸光圀公』なんですよ!」


印籠が無いもんだから、格さんの口調もいまいち迫力に欠ける。


なぜか敬語だし。


そんな格さんの言葉を、悪代官達が信じる故も無い。


「はっはっはっ♪
そこのクソ爺ぃが水戸の御老公だと?馬鹿も休み休み言え!そんな戯言誰が信じられるかっ!」


「…いいもん。どうせ儂はクソ爺ぃなんだもん……」


「ああっ!それは禁句だっ!…せっかくなだめすかしたばかりなのにっ!」


再び、地面をぐるぐるといじり始める光圀。



「あ~っ!ホントに面倒臭えっ!」



ほぼ同時に声を揃えてそう嘆く、チャリパイの4人だった。


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