チャリパイ11~時をかける森永探偵事務所~

それからおよそ十数分後…



シチロー達4人と凪は、バーチャルRPGシステムの椅子の上に座っていた。


「凪も一緒に行ってくれるんだね」


「勿論です!皆さんにこんな危険な役を押し付けて、私だけ安全な場所で見物している訳にはいきませんから!」


このバーチャルRPGシステムという機械…シチロー達には、まだまだ解らない事が多い。


ガイド役として凪がいてくれれば、シチロー達にしてもありがたい事だ。


ちなみにメルモは、この5人の動向を研究所のモニターで監視する役目になっている。


「さあ!それでは始めようか!」


瀬川博士の合図で、5人はそれぞれ持っていたヘルメットを頭に被った。


そして、瀬川博士が機械のスイッチを入れると、5人はまるで同時に催眠術でもかけられたかのようにゆっくりと深い眠りに就いていった。


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