甘さなんかいらない
あたしに背を向けるようにベッドに腰掛けた瑛くんが振り向いて、さっきみたいにまた強引に顔を向かされた。
むぎゅっとつままれたほっぺが顔を変形させて、それを満足げに見下ろす。その顔、ずるすぎるな。顔だけはどうしたって好きだ、ばーか。
「キスより先は、なーーんにもしてません。別に体痛くないでしょ?」
「……頭は痛い」
「それは飲み慣れてないくせに芋のロックをチェイサーにするからです」