ポリスに恋した
そう言って、何かを掴んでいる颯。

その手が握っているのは…。

「きゃあ!何それ、近づけないでよ」

「ひどいな。ナマコだよ、ナマコ。この感触が可愛いんだろうが」

「意味わからないし!」

朱莉と沙羅ちゃんも、これには微妙な反応だ。

他にも、ジンベイザメやイワシの大群、少し変わったクラゲなど、たくさんの生き物たちに出会った。

気づけば、もうお昼の時間。

「最後に、イルカショー見てからお土産コーナー見る?」

「まずお土産コーナー見るぞ。絶対混むから」

湊くんの提案は、颯により変更となった。
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