熱の城

 えっと、毎日? ……わたし、ですか?


「……」


 タイガーの意外な質問に、意表をつかれてしまった。

 っと、いけない、答えなくては!


「ま、毎日じゃなくても、いいかな? 仕事もあるし、……出来れば、週一、二回くらいは会いたいですけど」

「へぇ、今の彼とは、そのくらいなんだ?」


 あれ? わたし、タイガーに彼がいると言う話、したことあったっけ?


「……はい、学生の時は毎日に近かったですけど」

「付き合って何年?」

「学生の頃からで、今年で三年目? です」


 っと言うか、あれ? いつの間に、わたしの話になっているの?


「タメ?」

「は、はい、同い年です」

「最近、残業続きで会えてなかったんじゃないか?」


 あっ……、心配してくれる鈴木さんの声に気付かされる。



< 42 / 90 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop