尚美~最後のレディース
杯を受けたあの日から、
私は灯火9代目の、片瀬尚美。
いくら上が気に食わないからといって、それだけは紛れもない事実。
「杯の時に吐いたセリフ、
口だけじゃねえんなら、証明してこいよ」
「……。」
自分の理屈を探す前に、私は灯火の看板を背負っている。
全てを納得なんて出来ないけど、
今は、戦うしかない。
「…わかりました」
特攻服を脱ぎ、RZのシートに掛け、
私は悠里に振り返り、ゆっくりと近付いた。
「……。」