尚美~最後のレディース







その後、



スナックを出た帰り道、あまりにふざけた先輩達の態度にモヤモヤしながら歩いていると、真弓が急に口に開いた。








「クゥーッ、

なんなんだあいつら!!



こっちは真剣にやってんのにあの態度!」








真弓が怒るのも無理はないが、それよりも私は、七海さんが言った言葉の意味の方が気になっていた。



あの口振りからすると、灯火の看板を背負わせてやる代わりに、まるで自分の手足となって動けと言われている様にも感じる。







「ちっくしょう…

七海の奴、牧村さんが居ないからって、好き放題やるつもりだな」







真弓が言う様に、牧村さんは七海さんよりも年下だが、実際の力関係で言ったら、連盟を作ったお兄さんの後ろ盾などを考えると、牧村さんの方が上で、


同じヤンキーでも、割と硬派な牧村さんは、七海さんが裏でやっている様な事は嫌うタイプ。



その為、牧村さんは今まで私達に、理不尽な金集めや厄介事を押し付けてきた事は一度も無い。






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