華の咲きかた
「はい、そこでクラッチ握ってアクセル戻す」
「はい」
「で、一速上げる」
この日、
私は優香が運転するバブの後ろに乗り、河原で優香の練習に付き合っていた。
「うまいうま〜い。
美咲教習所やるな」
フォアのシートに腰掛けてそれを見守る綾。
私は優香にUターンさせ、綾の前で停めさせた。
「私じゃなくて優香が凄いんだよ、飲み込み早すぎ。次は一人で乗ってみな」
「わかりました」
優香は私を降ろし、一人で練習を始めた。
「運動神経良かったんだな優香って」
「うん。
去年、誰かさんに教えた時の百倍楽だ」