華の咲きかた








「はい、そこでクラッチ握ってアクセル戻す」



「はい」



「で、一速上げる」









この日、

私は優香が運転するバブの後ろに乗り、河原で優香の練習に付き合っていた。









「うまいうま〜い。

美咲教習所やるな」








フォアのシートに腰掛けてそれを見守る綾。



私は優香にUターンさせ、綾の前で停めさせた。






「私じゃなくて優香が凄いんだよ、飲み込み早すぎ。次は一人で乗ってみな」



「わかりました」






優香は私を降ろし、一人で練習を始めた。







「運動神経良かったんだな優香って」



「うん。

去年、誰かさんに教えた時の百倍楽だ」








< 160 / 270 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop