華の咲きかた
「そう言えばよ、
あいつ、優香と上手くいってないのか?」
「え…?」
真也さんに急に聞かれ、ドキッとした。
「なんか最近、
あいつ、荒れてるみたいだからよ」
「…荒れてる?」
真也さんはそう言ってタバコに火をつけると黙ってしまい、兄貴が話に割り込んできた。
「別に何に当たるってわけでもないんだけどな、
最近あいつさ、昼夜問わずずっと単車でそこらを流してるんだよ。
この辺りでサイレン聞こえると、大体あいつだし」
「……。」
優香と会いもせずにそんな事をして、
京介はこの頃、
どんな事を考えていたんだろう。