90'sシリーズ/外伝
綺麗で、悲しそうな目をしている。
ここの出身の割に、この女の目は濁っていない。
「あ、そうだ。パンツ何枚もってる?」
『…は?』
「ちゃんと交換してる?女の路上生活ってのは、パンツ交換が命だよ」
『…盗ってきた時に捨てるから、いま履いてるのしか持ってないけど…』
唐突な質問に困惑していると、彼女は私の肩に両手を置き、真剣な眼差しを向けてきた。
「私のパンツ、あげる。ついておいで」
『………』