御曹司たちの溺愛レベル上昇中
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わたしたちの態度で雪さんと響くんへ伝わるよりも、自分たちで伝えようと、
夕食後、話があるとわたしから言って共有ルームへと留まってもらった。
そして、雪さんと響くんへのごめんなさいを伝えることに──
「わたし……颯くんにその……イエスの返事をしました。それで……雪さん、響くんとはお付き合い出来ません。ごめんなさい」
ソファへと座る二人へと頭を下げると少し間が空いたのち、肩が優しく叩かれた。
顔を上げると雪さんが切なさを含んだ笑みがあって。
隣にいる響くんは深く息を吐いて背もたれに寄りかかった。
「……なんとなくは、予想はしてましたけど。決め手はなんだったんですか?」
決め手……。
「わたし、貧乏だしなにもすごいもの持ってない。颯くんとは雲泥の差のある立場だけど……颯くんと話したりして、自分の気持ちに気付いたというか……」
「雲泥の差……ね。僕たちは気にしてませんでしたけどそんなこと。琉衣さんだって、僕たち自身のことだけを考えてくれていたでしょ?玉の輿だ、とか一切なく」
「……玉の輿って言われて今、ハッとした。でも本当にそんなことは思ったことはなくて……時間をもらった分、自分なりに考えて答えを出せたと思ってます」
考えれば、わたしの立場からしたら颯くんとお付き合いをすることは玉の輿だ。
でも、ずっとそんなこと頭にはなかった。