御曹司たちの溺愛レベル上昇中



帰宅して共有ルームに入れば、小鳥遊くんも響くんもソファに座っていた。


「おう。遅かったな」

「お帰りなさい」


テーブルにはポテトチップスの袋が二つ。


……御曹司も食べるんだな。


「ただいま。響くん、これお釣りと領収書」

「ありがとうございます」


お金の管理は響くんがかって出たため、響くんから渡されたお金で買い物を済ましたのだ。



わたしは一応、他人だし。
小鳥遊くんは……わすれんぼだし?

雪さんは無理という流れで、響くん。


わたしも小鳥遊くんも反対しないし、むしろ妥当だ。
わたしは軽く挨拶をして、キッチンに買ってきた物をしまいに向かった。


「響、レシート見せて」

「え?あ、ちょっと……!」


半ば奪うように小鳥遊くんは響くんの手から領収書を取った。

……変なものは買ってないから、大丈夫だ。


冷蔵庫に野菜類をしまっていれば、小鳥遊くんがわたしを呼ぶ。


「小柳ー」

「なあに?」


キッチンから顔を出せば、小鳥遊くんはわたしに領収書をヒラヒラとさせて見せた。


「俺、響の買い物リストの下に書いたよな?」

「あぁ……欲しいもの、いるものってやつ?」

「そう。なのになんだよこれ」

「颯くん、貸して……えっと……」


響くんもまた領収書を確認する。


違う物は買ってないはずだけど……?
< 54 / 250 >

この作品をシェア

pagetop