今でも、ずっと…

帰り道まで気を使って

オレにあいつを送らせようと
友達は仕込んでくれる

まぁ
かなり嬉しいんだけどな



「ちゃんと家まで送れよ」

「おぉ」

「また誘ってねぇ〜」



みんなに手を振って
振りむきざまにオレを見上げる


「遠回りだよね?」

「一人で帰る?」

「え、やだ!送って!」



なんとなく掴まれた袖口で
半端なく舞い上がった



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