エリート商社マンはわたしの王子様~見てるだけで幸せだった推しの恋愛対象がわたしってどういうことですか?~
由莉愛の仕事を一番心配していたわけで、そのせいで俺は別れようと思ったにもかかわらず、由莉愛はあっさりと会社と話をつけて、シンガポール支店の勤務の辞令をもらっていた。

「やめるって言ったんだけどね。わたしの能力は手放せないみたい」

「そ、そうなの?」

「わたし優秀だからね。もし辞めたら他からもたぶん声かかるし、それが嫌だったんだろうな。それでお父さんの一声で、シンガポール行きが決まったの」

「ほー」

感心するしかない。
由莉愛はやっぱりただ者じゃないのだ。
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