花隠し


本当に守助のことをこの村から追い出そうものなら私は絶対に家など継がない。



お母さんの背中を追って死んでやる。



そこまで胸に唱えて、足を止めた。



……いや、実際はどうなのだろう。



守助にとって、こんな寂れた村、居続ける方が毒かもしれない。



新しい世界で自由に生きるために村から離れるほうが、よっぽど彼のためになるんじゃないだろうか。



なるほど?父親のゴミのような発想も角度を変えればいくらでも良い方向へ発展していける。



私が願うのは、守助の幸せのみ。



そのためなら私はいくらでも手を貸す。



こんな場所に残るのは私だけで十分だ。


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