SECOND♢HERO
6ガムシャラHERO
いよいよ十一月目前、進路決定の時期がやってきた。
真はすでにバスケの推薦で東京の大学に決まっている。
洋貴は隣の県の教育大学を目指してもう勉強中。
大和は俺と同じすみれが丘に一番近い地元の国立の、その中でも偏差値の高い法学部を狙っているらしい。
何でもずっとやっている剣道を活かして、警察官の勉強をしたいんだとか。
みんなそれぞれ夢に向かって進んでいく。
そんな中、俺は宙に浮いたような気持ちでいた。
大学には行きたい。
けど何をしたいのかって聞かれたら、言葉に詰まってしまう。
俺の好きなこと、ハンドボール、スポーツ、食べること、それから一番は花恋先輩。
でも花恋先輩学部なんてのは大学にあるわけなく。
まあそんな学部あったら一発で主席合格だけどな!
「園田はずっと教育学部って書いてたけど、どうなんだ?」
今は最終面談の真っ最中。
担任の吉田が俺の調査書を見ながら言った。
この前やった模試では第一に教育学部ってかいた。
真はすでにバスケの推薦で東京の大学に決まっている。
洋貴は隣の県の教育大学を目指してもう勉強中。
大和は俺と同じすみれが丘に一番近い地元の国立の、その中でも偏差値の高い法学部を狙っているらしい。
何でもずっとやっている剣道を活かして、警察官の勉強をしたいんだとか。
みんなそれぞれ夢に向かって進んでいく。
そんな中、俺は宙に浮いたような気持ちでいた。
大学には行きたい。
けど何をしたいのかって聞かれたら、言葉に詰まってしまう。
俺の好きなこと、ハンドボール、スポーツ、食べること、それから一番は花恋先輩。
でも花恋先輩学部なんてのは大学にあるわけなく。
まあそんな学部あったら一発で主席合格だけどな!
「園田はずっと教育学部って書いてたけど、どうなんだ?」
今は最終面談の真っ最中。
担任の吉田が俺の調査書を見ながら言った。
この前やった模試では第一に教育学部ってかいた。