氷河ちゃんは面倒くさがり
「詠楽。今見ていたけど、氷河さんは生徒会役員でしょ?なら後片付けとか色々あるんだから来れなくてもしょうがないわ」


私の気持ちを代弁してくれた聖さん。橘香さんもそっか、生徒会のお仕事もあるもんね。ごめんね。と謝ってくれた。

私は首を横に振り、出来るだけ行ける様に頑張りますとさっきと同じ様な返事を返した。



そんな曖昧な返事にも誰も怒らなくて少し申し訳なくなった。



「じゃあね!詠楽ちゃん!蘭莉ちゃん!」
「うん。氷河さん、頑張ってね!」


橘香さんの応援にしっかりと頷き、今度こそ本当にコートに向かう。

テニスは4人ずつでやるけど、特に仲が良い人はいない。だけど特に問題はない。


事前会議で、私をメインに周りが動く、という事を決めたから。他の人はテニス部だしボロ負けはしないだろう。‥‥そう、信じている。


「宜しくお願いします」



恋華先輩達のチームと私達のチームがコートに並ぶ。お互いに挨拶をし合い、試合開始のホイッスルが鳴る。


先攻は私達のチームだ。ラケットでボールを叩き、放ったサーブが綺麗な弧を描く。
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優しすぎるが故に、モテない男“橘香遠夏”。 純粋でピュアな所がいい、とモテまくる女“美咲仁菜”。 そんな2人は交わる事のない運命だった。 だが、惹かれ合ってしまった。 それは、偶然なのか必然なのか。 それとも‥‥‥ただの神の悪戯か。 どこにでもありそうで、そうではないのかもしれない恋物語

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