振り向いて欲しくて〜初恋は甘くてちょっとほろ苦い〜
「なんかめっちゃ良い匂いするんだけど」



「わわっ!た、高瀬くん…おはよう!」



「おはよ。えまってそれもしかして俺の分?」



大きい弁当箱を指差していう。



「え、そう…。でも、大きなお世話だよねっ。ごめんね!これは私が夜ご飯に…」



えっ…



高瀬くんの人差し指が私の唇に触れた。



「俺食べないなんて言ってないよ?むしろ食べたい。良い?」



「う、うん…ありがとう」



「いやこっちのセリフね。ってか朝ごはんまで作ってくれたの?」



「うん。お腹空いてたら食べてね」



「めっちゃ空いてる。やべー人の手作りとかいつぶりだろう」



あれ…?あまり高瀬くんは人の手作りとか食べないのかな?



2人揃っていただきますと言い、高瀬くんが食パンにかじりついた。



あまりベーコンエッグで失敗することはないんだけど、大丈夫かな…?



「めっちゃうまい。ありがとう」



高瀬くんが笑顔で言ってくれるから私も笑顔になれる。
< 43 / 47 >

この作品をシェア

pagetop