女嫌いな年下のおとこのこ



あまりに無言が続くから段々と自信が無くなってきて最後の方は萎むように小さくなっていった。

聖が言葉を発さなくなっても瑞希は何も言わない。ピクリとも動かない。

やっぱりもう遅かったのかとじわりと涙が浮かんだ。


けれど次の瞬間に腕を引かれ、気付いた時には求めてやまなった瑞希の胸元に顔を埋めていた。

後頭部に手を置かれ、腕を掴んでいた手はゆるりと背中へ回された。


「勘違いじゃねえわ、ドアホ」


瑞希の早まった鼓動が肌を伝って耳まで届く。

それを感じた瞬間、たまらない愛しさに聖も涙を流しながら瑞希の背中へ腕を回した。


「瑞希くん、ごめんなさい。傷つけてごめんなさい」
「本当にな。これ以上無いってくらい傷心してたわ」
「っ、ごめんなさ」
「違ぇだろ」


身体を離され再び目が合った瑞希は、どこか拗ねたような顔をしていた。



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