バツイチ美女と 御曹司
裕はブライダルの装花に参加した
スタッフは次の日を休みにするように
予めスケジュールの調整をしてくれていた。

きっとみんな疲れはててしまうだろうと、
そのようにしてくれたのだが、
皆心使いに感謝するばかりだ。

確かに時間に追われて設営し、ブライダル
なのでお花を扱うにも気を使う。

出席者の半数以上がアメリカ人で英語が
飛び交い異世界の感じがきっと否めない
そんな空間だった。

そしてアメリカ人は時間に大雑把である
終る時間も決まっているのだが、なかなか
会場から去ろうとしない。

ガーデンチャペルでまたまた撮影を
始めたり新郎新婦の写真撮影の場所でも
写真を撮っていたりして、楽しんでいた。

ナタリーはお花が大好評だったと言って
喜んでくれた。

皆立ち去りがたくマリ達の創り上げた
空間を楽しんでくれていた。

それが分かるので、時間が一時間も
押しても誰も愚痴は言わなかった。

結婚式の写真を撮るカメラマンにも
依頼して本格的に写真を撮って
もらっていた。

フォトブックにして円山花壇のホーム
ページにアップしたりブライダルの参考
にするためだ。

その日は片付け終了後に参加したスタッフ
全員で打ち上げに食事をしてお酒も飲んだ。

みんなすごく勉強になったと言って心地よい
疲れで一日を過ごすことができた。
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