両片思いだったのに略奪されて溺愛されました
「二度とそんなゴミを目の前に出さないで」
そういい放つと、坂巻さんは財布を手にしてその場から居なくなった
残された私とハジメは、視線を絡ませる。
坂巻さんの気配が完全に消えたあと、
「……何かあった?」
私がそう、切り出した。
「うーん」
首を捻るハジメの様子を見たところ、やっぱりわからないか、と私はサンプルを手に取った。
「これ、金曜に出したやつだよね」
「そう」
「休みに、頑張って工場さん、サンプルあげてくれたんだよね……」