両片思いだったのに略奪されて溺愛されました
「えー、とかはいいですから」
「いちいちトゲがある物言いで」
ダメだ。私、この子合わない。
「失礼。今後気を付けます」
……そうじゃなくてさ。
返すのも何か違う気がして、私はZラックにかけてあったサンプルを手にして化粧室に向かった。
サンプルを修正する為、自分でそれを着用する。
鏡にうつった自分の姿をまずチェックする。
肩線をきちんとあわせて、洋服が一番よく見えるように整える。