両片思いだったのに略奪されて溺愛されました
その言葉に、私は固まった。
「へ、へぇ」
「仲間を見るみたいな目はやめてください」
にやり、と口元がゆるんでしまっていたのか、坂口君は嫌悪感丸出しの顔で私を見て言った
「仲間なの?」
「違いますよね」
「――ぶ」
ははっ!っと、私は吹き出してしまい、そのまま坂口君を放置して生産室から出て行った
終業時間後30分は休憩だから、パラパラと買い出しに出た人達が戻って来たからだ。