両片思いだったのに略奪されて溺愛されました
「秘密は守りますよ?」
その、甘い言葉が。
私のガードを緩めた。
坂口くんの味は、思っていた以上に馴染んで、
私の中を、かき混ぜる。
「結構、大丈夫なものですよね」
──は?
何の同意を求められたのか、私は朦朧とした意識で坂口くんを見る。
「貴女も、僕も。同じ穴のムジナみたいなものです」
「……どういう……?」
淡々と話す坂口くんからは、
熱を感じない。