寵愛の姫 Ⅳ 【完結】
「………、それは…。」
「それは?」
「ふふ、秘密。」
莉茉の口角が上がり。
そして、悪戯っぽく微笑む。
「秘密、なのか?」
そんな莉茉に、俺は肩透かし食った。
「うん、暁には、もう少し後になったら、夢の内容を教えてあげる。」
「分かった。」
そこまで言うなら、と頷く。
「ふふ、きっと正夢になるもの。」
莉茉のその顔は、期待に輝き。
「ーーーううん、絶対に正夢にしてみせる。」
決意に満ちていた。