寵愛の姫 Ⅳ 【完結】
「俺と神無は、これからもずっと一緒だ。」
………あぁ…
この腕の中の女は、なんて愛おしいんだろうか。
俺を惹き付けて、離さない。
誓うよ、神無。
何があっても、この手は離さないって。
「………………本当?」
不安げに見上げる神無に、俺は微笑み掛ける。
「あぁ、本当だ。」
莉茉さんと神無は、似ていたのかも知れない。
決して向けられ事のない両親からの愛情を求めて、待ち続けた2人。
「約束するよ、神無。」
そんな神無月を、必ず幸せする。