寵愛の姫 Ⅳ 【完結】
「約束?」
「そう、神無は俺が幸せにする。」
両親に愛されたいと期待して。
その度に、傷付き、
1人で涙を流してきただろう神無。
愛されたいと願って。
何度、裏切られてきたんだろうか。
それでも、子供は親の愛情を求めずにはいられない。
「………っっ、うん…。」
一瞬だけ目を見開いた神無は、俺と繋がれていた手に力が込められる。
「ーーーー幸せにして、朔くん。」
「あぁ、必ず。」
幸せにしてみせる。
例え、何を犠牲にしても。