あなたとの明日が欲しいと思った
駅のホームに着くと、幸いにも電車が滑り込んできてそれに乗る。
塾の最寄駅からは、徒歩約5分。
でも早歩きをしたおかげで3分で着いた。
そのまま塾に入ろうとした。
でも、それをさせてくれなかった。
昨日の、あの可愛らしい女の人に呼び止められたからだ。
朝喜くんの彼女の。
「ねえ、菜花ちゃんだよね?ちょっと、お話ししたいことがあるの。着いてきてくれる?」
なんでこの人は、私の名前を知っているんだろうか。
もしかして、朝喜くんが教えた?