無気力な王子様は、今日も私を溺愛したがる


そう思って、洗面所で急いで歯磨きや洗顔をし、髪の毛にアイロンをかけた。


肩より少し下のミディアムの髪の毛は、結んだりせずにそのままにしておく。


洗面所の鏡で、変なところがないか確認して、ぱぱっと自分の支度を終わらせた。


それからキッチンへ向かう。


昨日買っておいた野菜でお味噌汁を作り、同じく昨日の夜に炊いておいたご飯をお茶碗によそった。


そして、それらをテーブルに持っていき、斜め向かいの位置に並べる。


ちょうど四人掛けのテーブルだし……、斜め向かいが一番離れた位置だよね。



『……あまり俺に話しかけるなよ?』



その言葉は、私と関わることを拒絶しているみたいなものだから……。

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