三人が離れてくれませんっ




──翌朝、いつもより早くわたしは学校へ向かった。






「いっちゃん」


「……っ紫乃、何で」


こんな朝早くに普段なら来ないはずだけど、わたしの勘は当たった。



「机、戻そうとするって思ったから」

「そう……」


俯くいっちゃんに一歩ずつ近付いていく。

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