君との恋は面倒すぎる
急に抱き着いた私を受け止めて、背中に腕を回してくれる。


「…抱きつかれてた浮気者。」

「うん、ごめんな」


昼休みのことを上書きするように強く強く抱き締める。

もっと早くこうしてくれてたらとか思うけど、今もこうして抱きしめ返してくれるならそれだけで許せてしまう。

振り回されてこんなに面倒で、それでも君を求めてしまうの。

ずっとずっと君に恋い焦がれて仕方ない。
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