Dearest 1st 〜Dream〜
そのまま俺達はチカの一人暮らし先へと足を運んだ。
荷物とある程度の生活品を取りに来て、俺はついでに転居手続きの処理も一緒にした。
そんなに荷物も家具もなく、荒らされた室内─…。
チカがここで起こった事を思い返しているのか、
若干体が小刻みに震えていた。
「──…大丈夫。
今は一人じゃないやろ?
俺がいるんやから、安心しぃや。」
「──…純…」
小さな荷物を抱え、弱り果てたチカの背中に手を回し─…
───…パタン……
一日かけて空っぽにした部屋を後にした。