Dearest 1st 〜Dream〜
結構、マジになって彩を見つめていた。
風になびく彩の髪一本一本さえ、見逃さないように。
……それくらい、
彩には惹きつけられる魅力があった。
「…………」
声にすらなっていない動揺も。
小刻みに手が震えている、その素直な反応さえ可愛い。
「───…って俺が言ったら……
どうする─…?」
「───…え……」
──このまま、
もっと近づいてやろうか?
息を呑んでいる彩の姿を見て、どんな反応をするのか見たいという衝動に駆られる。
それは今までにない、
不思議な衝動だった。