王子様が、呪われた私を気に入ったみたいです。
突然のことに、頭が混乱していた。
おばあちゃんが家政婦の仕事をしているのはもちろん知っていたし、『大金持ちのお屋敷で働いている』というのも聞いたことがあったけど……。
でもそれが神室家……神室玲の家だったなんて!
私が驚きのあまり固まっていると、神室玲が続けた。
「だから、落ち着いてくれ。……ウメは、俺が子供の頃からうちで働いてくれている。俺にとっては本当の祖母みたいな存在なんだ」
(う、うそ……そんなことって……!)
驚きすぎて返事もできなかった。