BL短編集
落ち着くように促され、一旦息を整える。
シャツをお互いに脱がせ合い、温もりを逃がさないよう抱きしめ合った。
強く、強く。
まるで相思相愛なのではないかと錯覚してしまうくらいに。
どちらからともなく合わせた唇の隙間から漏れる熱い吐息。
交わって生き物のように暴れる舌。
気付けばお互いにお互いを擦り付け合い、快感の頂へと向かう。
果ててもなお何がなんだかわからなくなるくらいに性欲を満たした。
意識が途切れる寸前、なぜか頬を伝った涙に口づけられて言われた気がした。