BL短編集


すごく悲しそうな顔で見つめてくる三井さんに、言わざるを得なかった。



…キス、して。



三井さんは抱き締められないかわりに納得したようで、優しく口づけた。



離れていく三井さんに耐えきれず、腕を後頭部に回し、引き寄せた。



そして、愛情の一番こもった深いキスを重ねた。



三井さんに、怪我はないかと聞くと、すぐ警察がきたお陰で助かったと。



俺は、笑いながらまた唇を重ねる。

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