BL短編集


絃にあとは託して、後退る。



ガンッッ



後ろを見ていなかったせいで机に躓き、机の上に勢いよく倒れる。



絃が俺の腕をとっさに掴んだが重力に負け、俺の上に倒れ込んできた。



危ない、と思い目を瞑ると唇に何か柔らかいものが当たった。



驚いて目をそっと開けると、目の前に拡大された絃の顔。

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