The previous night of the world revolution3〜L.D.〜
俺が尋ねると、ルアリスは親に叱られた子供のようにびくびくと答えた。
「先日…憲兵局に対して、講和の申し込みを…」
「講和ぁ…?俺は夢でも見てるんですかね?」
それとも、耳でもおかしくなったのか?
おかしいのは俺なのか?こいつなのか?
「憲兵局相手に講和?馬鹿ですか?あなた馬鹿なんですか?馬鹿なのか脳みそ入ってないのかどっちですか?」
「…」
ルルシーを傷つけやがった糞野郎共相手に、講和?
ぶちギレ状態の俺に命乞いするのと同じくらい無謀だぞ。
「平和的な解決が可能なら…それが一番良いと…」
ルアリスは、もごもごとそう言い訳した。
平和的な解決、ねぇ。
「人様の国に大挙して押し寄せてる癖に、何悠長なことを言ってんですか。講和を申し込んで受けるような相手なら、こんなことしてないでしょう。…それで?講和のお返事はどうだったんだす」
「…返事は来ていません。代わりに…ルティス帝国国内で憲兵局秘密部隊によるものと思われる被害が増えています」
それが返事ってことだろう。要するに。
こいつらが平和的解決~とか言ってる間に、向こうは迎撃態勢を準備万端整えたんだろうな。
本当、無能の集まり。
「どうしましょう、ルレイア殿…。俺としては、これ以上ルティス帝国民に被害を出したくありません。今すぐ箱庭帝国帝都に攻め込みたいと…」
「馬鹿は黙っててくれませんかね。俺まで馬鹿になる気がするんですけど」
「…」
今日だけで俺、何回こいつに馬鹿って言った?
だって本当に馬鹿なんだもん。二万回くらい言っても足りない。
実行犯はこいつじゃないとはいえ、ルルシーが怪我したのは、間接的にはこいつのせいなんだからな。
そりゃ腹も立つ。
「ここまで後手に回ったのだから、このタイミングで帝都に奇襲かけても何の意味もありません。今頃向こうも準備万端迎撃態勢が整ってるでしょう。やるならもっと早いうちにやるべきでした」
憲兵局が、まだ革命軍の出現にてんやわんやしてる間にな。
そのタイミングを、平和的な解決~とやらでみすみす逃したのだからもう駄目だ。
こうなったら、こちらも準備万端整えて挑むしかない。
「…となると、まずは『青薔薇解放戦線』…戦える者は全員、帝都に来てもらいましょう」
「えっ…!?」
いちいち間抜けな顔をするな、無能共め。
「先日…憲兵局に対して、講和の申し込みを…」
「講和ぁ…?俺は夢でも見てるんですかね?」
それとも、耳でもおかしくなったのか?
おかしいのは俺なのか?こいつなのか?
「憲兵局相手に講和?馬鹿ですか?あなた馬鹿なんですか?馬鹿なのか脳みそ入ってないのかどっちですか?」
「…」
ルルシーを傷つけやがった糞野郎共相手に、講和?
ぶちギレ状態の俺に命乞いするのと同じくらい無謀だぞ。
「平和的な解決が可能なら…それが一番良いと…」
ルアリスは、もごもごとそう言い訳した。
平和的な解決、ねぇ。
「人様の国に大挙して押し寄せてる癖に、何悠長なことを言ってんですか。講和を申し込んで受けるような相手なら、こんなことしてないでしょう。…それで?講和のお返事はどうだったんだす」
「…返事は来ていません。代わりに…ルティス帝国国内で憲兵局秘密部隊によるものと思われる被害が増えています」
それが返事ってことだろう。要するに。
こいつらが平和的解決~とか言ってる間に、向こうは迎撃態勢を準備万端整えたんだろうな。
本当、無能の集まり。
「どうしましょう、ルレイア殿…。俺としては、これ以上ルティス帝国民に被害を出したくありません。今すぐ箱庭帝国帝都に攻め込みたいと…」
「馬鹿は黙っててくれませんかね。俺まで馬鹿になる気がするんですけど」
「…」
今日だけで俺、何回こいつに馬鹿って言った?
だって本当に馬鹿なんだもん。二万回くらい言っても足りない。
実行犯はこいつじゃないとはいえ、ルルシーが怪我したのは、間接的にはこいつのせいなんだからな。
そりゃ腹も立つ。
「ここまで後手に回ったのだから、このタイミングで帝都に奇襲かけても何の意味もありません。今頃向こうも準備万端迎撃態勢が整ってるでしょう。やるならもっと早いうちにやるべきでした」
憲兵局が、まだ革命軍の出現にてんやわんやしてる間にな。
そのタイミングを、平和的な解決~とやらでみすみす逃したのだからもう駄目だ。
こうなったら、こちらも準備万端整えて挑むしかない。
「…となると、まずは『青薔薇解放戦線』…戦える者は全員、帝都に来てもらいましょう」
「えっ…!?」
いちいち間抜けな顔をするな、無能共め。