幼なじみは過去と能力持ち少女を溺愛中!
「だって癒亜ってさ、絶対言いそうだもん。話してくれる時は遅くなったとしてもさ、死ぬ前に言うでしょ。だからそもそも考えてなかったんだよね」

「信用しすぎじゃない?私の事」

「そう?」

「うん」

本当に信用しすぎだよ。私のことを信用しないでほしい。これ以上失いたくないんだ。

「でも、ありがとう」

そんな心を隠すようにそう言った。だって、もしお兄ちゃん達にここに通ってるのがバレたら―――消えないといけないから。昔のこともあって気まずいし、なにより大切な人を失うのが恐いし、いっその事いないものとして扱ってほしい。でも多分、そんなことはさせてくれないだろう。

そんな想いを那雪くんに言えるはずもなく学校に着いた

「癒亜、頑張ってね!」

「那雪くんも頑張って」

そう言うと笑顔で階段を登っていった
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