夢が醒めてもずっと一緒に

気が付くと私は保健室のベッドの上にいた。

いったい誰が私なんかを運んでくれたのだろうか。

体育の先生が仕方なく運んでくれたのだろうか。

そう思いチラリと横を見ると、名前のわからない男の子が眠っていた。もしかしたらクラスメイトの人かもしれない。

「あ、宮野さん目覚めたんだ。」

どうやら彼は私のことを認知しているようだ。

「えっと、あの、運んでくれたんですか?」

違ったら恥ずかしいが、もし運んでくれたのならばお礼を言わなくてはいけない。

「そーそー、俺が運んだの。体重軽くてビックリしちゃった。」

本当に運んでくれてた。しかも体重が軽いなんて、確かに最近ご飯作るのめんどくさくて抜いてたっけ?

「あ、ありがとうございます。あの、お名前って、」

「え、俺クラスメイトだよ。名前覚えてないとか俺泣いちゃうよ。」

なんなんだこのノリは。てか名前教えてくれてないし。

「名前は、星乃琉依だよー。後敬語やめよ。なんか堅苦しいし。」

「琉依さんですか。敬語は、、いつか外します。」

いつかっていつだよって聞かれるかと思ったが、彼は特に聞いてこなかった。

「てか美春ってさぁ、なんでわざわざ公立の高校にしたん?」

この男はなんなんだ。聞かれたくないこと聞いてくるし、私に構ってないで教室に帰ればいいのに。

「色々あったの。てか琉依さんは早く教室帰ったら?」

「えー、もうちょい話そうよ。」

なんなんだこいつ。こんな、ザ陽キャの人は教室で騒いでればいいのに。

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