きっと・・・
「なつ!やっぱりココに居た!!

さっきの数学の授業サボっただろ?」

「あっちゃん!」

あっちゃんは 1つ年上の同級生。

高校入試の直前 事故に遭い

1年遅れでこの高校へ入学した。

 あっちゃんとの出会いは 

あの雪の日の入学式。

母親同士が友達で 久々に会った母達は

おしゃべりに夢中で・・・。

あたしは 雪が嫌でふてくされてた。

「雪の日の入学式なんて

ちょっと得した気がするよな!?」

あっちゃんはそう言って 雪を見つめていた。

私と違う考え・・・。

あの日からあっちゃんは私の憧れとなった。



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