もう恋はしないと決めたのに。
「冬菜の事が好きです。付き合ってください。」


そう言って廉に告白されたのは高校に入学してから約5ヶ月の事だった。


その時、告白されると思っていなくて心底びっくりしたのを覚えている。


なぜなら当時私は廉のことが好きだった。


廉は迷惑をかけるようなやんちゃ系では無いものの


外交的で誰にでも優しく接し、常に笑顔を絶やさない人だった。


常に友達に囲まれて、ものすごく幸せそうな顔をしていたのでそれに惹かれたんだろうなと今では思う。


もうこれ以上に幸せなことは無い。


付き合ったら何をしようかな


高校卒業まで続くかな


そうやって色々考えながら私は告白の言葉から数秒置いて、スーっと息を吸って答えた。






「はい、よろしくお願いします。」






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