私たちの恋風は、春を告げる
「…ごめんなさい、何でしたっけ…」
私は先生に話の内容を聞き返す。
ちゃんと話を聞いていなかった私に、先生は嫌な顔ひとつせず、柔らかく笑ってまた同じことを聞いた。
「今日の体調、どうかな?」
……体調?
「……いつもと同じです」
「そっか。いまから少し時間をもらって、お話させてもらうけど、いいかな?」
「はい……」
「うん。もし途中で具合が悪くなったら、すぐに言うんだよ」