果実と恋のバスケット
「そのカーディガン、できれば、受け取っていただけませんか?アンズさんに似合いそうだと、つい買ってしまったので…」
「えっ、いいの?」
ブドウくんはなんでもないかのように言っているけれど、多分、これ結構高いんじゃ…。
「大丈夫ですよ。私、これでも稼いでいるんです」
ブドウくんは私の手にカーディガンを握らせて、自分もカーディガンを羽織る。
私も椅子から立ち上がって、ブドウくんのくれたカーディガンを着込んだ。
うわぁ…すごく着心地がいいなぁ…。
「それでは、行きましょうか」