果実と恋のバスケット
「ブドウくん?」
「すみません、少し知り合いがいたようです…席を外しますね。アンズさんはここから動かないでください。絶対に。」
それだけ言うと、ブドウくんは人気が少ない林の方へ足早に歩いていってしまう。
え、えっと…。
どうすればいいんだろう…?
私はとりあえず、言われた通りに動かず待つことにする。
さっきのブドウくんはどこか様子がおかしい気がした。
いつもより言葉尻が強い気がしたし…やっぱり、体調が悪かったのかな…?