果実と恋のバスケット
今日も、夕日を浴びながらミカンくんと一緒にゆっくりと歩む。
「そうだ…。アンズ。これ、あげるよ」
話が一段落ついたところで、ミカンくんはカバンから小さな包みを取り出す。
透明な袋の中に入っていたのは、砂糖やチョコレートがまぶされたオレンジ色の甘味。
細長い棒状のものから、果肉のついた輪切りのものまでさまざまで、透明感のあるオレンジがきらめいている。
「オレンジピール…?」
「そう。趣味で昔から作ってるんだ。うまくできたから、よかったら食べて」
「ありがとう…!」