果実と恋のバスケット
あまりにも的確な発言が図星で、私たちはイチゴくんから目を逸らしてしまう。
イチゴくんは、頭が悪いわけじゃないし、察しも良いんだよね…。
イチゴくんは軽く頭を掻いて、
「まぁいいや。後処理は自分でやってね?」
と言った。ブドウくんも
「当然ですよ」
と言い、男性たちを引きずるようにして教室を出ていった。
「アンズー!注文、はやくー!」
「あっ、はーい!」
厨房から急かす声が聞こえて、私とイチゴくんはすぐに通常の業務へと戻った。
* * *